エンタメあれこれ

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凪のお暇 ① 凪ママの恐ろしさとゴンの嫉妬クラクション  

う、、うわぁ、、こっちが窒息しそう…!!片平なぎささんの名演技で余計にリアルに刺さる、毒親像。虐待・ネグレクトまではいかなくても、この程度の毒はかなりの親が持ってる(盛ってる)んじゃないかな。


『凪のお暇』(なぎのおいとま) 9/6(金) #8 物語はクライマックスへ!! 好きな人が遠くなる…【TBS】

今期ハマっているドラマ「凪のお暇」も終盤戦。ヒロインとモラハラ元・元彼に、メンヘラ製造機の元彼。ほんの少し「きみが心に棲みついた」に似ている構図ではあるけれど、こちらは病みレベルがやや浅く、いくぶんマイルド。

 

それでもやっぱり今回の凪ママの、とうもろこしのくだり、や、家のリフォーム代を暗にせびるくだりには背筋が凍った。子どもの罪悪感を煽ってコントロールするあの手腕。リアルすぎて戦慄する。

 

cakesで連載されている幡野広志さんが再三、親子関係について話されているとおり、「こどもは親を幸せにするための道具ではない」のは明白なのだけど、幡野さんのように割り切れない・行動に移せない・逃げ出せない、人のほうが遥かに多いのではないだろうか。そう、まさに凪のように。

 

でもね、こうやって親の望みにばかり添っていると必ず限界が来る。ほら、もう過呼吸の発作が起きてるじゃないか。凪も、そして慎二も。それでも、それでもなお、スッパリと切ることのできない親子関係。ほんと、生き地獄だ。自分も含め、親との関係性に悩んでいる人間は、今回の凪に我が身を投影させ、共にさめざめと泣いたに違いない。

 

これからさらに、凪や慎二が抱える家族の問題に加え、恋愛の三角関係も佳境に入り、かなり見ごたえのあるものになっていきそう。このままいけば、かなりの秀作ドラマになるんじゃないかな。

 

今回もなんだかんだで、片平なぎささんの名演技で引っ張ってきたのに、最後のゴンさんの”嫉妬クラクション”にぜーーんぶ持っていかれた感がある(苦笑)。それくらいゴンは魅力的なキャラで、中村倫也さんにとって「伊藤くんAtoE」のクズケン以来のハマり役ではないかと個人的には思っている。

 

そのゴンが、おそらく生まれて初めて、”嫉妬に狂う”なんて!こんな胸アツな展開ありますか!ゆる~いプレイボーイが人を本気で好きになっていく様は、本当にドラマになるなる!

 

けれど、客観的にみても、ふたりの男性は根本的には悪くはないけれど、やっぱり今の凪には友人関係で留めておくのがベストだなあ、と思わざるを得ない。いや、なんなら生涯ああいうタイプの違う男友達がふたりいたら、なんか人生安心だなあ~とも思ってしまう。

 

ひとりの男性に依存しきってしまうのは、やっぱりキツい。たぶん今の凪ちゃんの環境(男女・年齢問わずいろんな友人に囲まれている)はベストだ。あとはそれを凪の母親がまるっと受け入れて黙って見守ってくれるといいのだけれど。。。

 

ああ、しかし世の中「子どもの幸せは親の幸せ」を真の意味で体現できている親ってどれくらいいるんだろうねぇ。。。

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