日々さまざまな教養を提供し続けてくれている、オリラジ・あっちゃんのYouTube大学。今回は、将来に不安ばかりが先立ってしまいがちなひとたち(それは私)にとって、かなりの救いになったと思う。
【FACTFULNESS】事実を基に行動すれば人類の未来はもっと前に進める〜③〜
いやあ、、ほんと、思い込みって怖い。そしてこの動画を見終わると、いかに人々が誤った情報やイメージ”に踊らされているのか、がわかる。
とくに冒頭で語られている、公共マナーの問題についての指摘は、目から鱗だった。外国人観光客のマナーの悪さを問題視するニュースが、近年日本でよく取り上げられているけれど、それは「国民性」や「文化」なんかの問題ではなく、単なる「所得レベルの違い」からくるもの、だというのだ。
強引な割り込みやゴミのポイ捨て。そうした粗暴な行為は、○○人だから、そういう性質の人だから、ではなく、単に経済的な水準が低い人たちだから、そうなっているらしい。そして”マナーが良い”と評判の日本人も、かつては同じような行為を平然と行っていたのだ。
つまり、そうした公共マナーは、国民性や文化に関係なく、経済発展とともに、どんどん洗練されスマートになっていくものだったのだ。
…たしかに。マナーが粗悪なのは、余裕がなく、他人と常にパイを争うような状況下にいるから、であって、各々の生活にゆとりが出てはじめて、自ずと他人への譲り合いの精神が育まれてくるんだろうなあ。。
また社会には、未来へのさまざまなネガティブ情報が蔓延しているけれど、真に恐れるべき事柄は、以下の5つに絞られている。
・感染症
・金融危機
・世界大戦
・極度の貧困
巷では「人口爆発」なんて言われているけれど、人口は、避妊具などの普及によって、100~120億で安定するらしい。そうなってくると、環境汚染や資源の枯渇といった危惧も、少しずつ解消されていくのかもしれない。
…ああ、今までなんと安易に、漠然と怖がってきたんだろう(大反省)!どうせ恐れるなら、正しい情報(事実)から、正しい知識を得、正しく恐れるべきだったのに!!
でも今からでも遅くはない。これからは不毛でしかない杞憂に支配されることなく、正しく学んで、かけがえのない”今”を少しでも楽しもうではないか。
ハンス・ロスリングさんからの、あたたかな、愛あるギフトをしっかりと胸に刻んでー。
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