頼れる兄貴・しんたまんと、頼れる姉貴・てんちむさんの恒例の対談。このコンビ、本当にいい関係性だなあ～と思う。なんていうか、ちゃんと話し合える関係、というか。たぶん価値観や知的レベルが釣り合っているんだろうね。羨ましい限り。。
【女子必見】てんちむに学ぶ、振り回されない恋愛テク。【モテ女】
恋愛の好きと依存は違う！抜け出し方や対策を紹介します【女子力向上委員会】
最近、しゅくろーさん、仙人イルティさん、なんかも、同じようなことを言ってるんだけど、とにかく女は、「男に依存しすぎてはいけない」「男に尽くしすぎてはいけない」という指南。これってたしかに真理だと思う。
ただね、個人的にここで釈然としないのは、「じゃあ、女側の意識ひとつで、男への依存体質から脱出できるのか？」という点。
まず、てんちむさんみたく、仕事第一に生きる、という選択を、女側は社会的にできにくい構造になってないかな？つまり、仕事に生きる女性を”良し”としない男性も少なくないように思うんだけど…？？
それから、イルティさんの言うように、男以外のコミュニティ（友人関係、趣味など）も大切にしよう、というのもまさに正論なんだけれど、それを”良し”としない”男（パートナー）も、すごーーく多いように思うんだけど…？？どうだろう？？
例えば「自分が女友達と飲みに行くのはOKだけど、恋人が男友達と遊ぶのはNG」とか。もっと重度になると、特に昔は「妻が外に働きにでるのはNG」なんていう男も大多数存在していたわけで。
つまり女が、男一点に依存しないように、職場関係や友人関係を築こうとするのを、男側が牽制してる、という点もあるんじゃないかな。そしてそれはきっと、男側の嫉妬心や独占欲の強さも大いに関係してると思う。だから、ね、女の依存問題は、女側だけの問題でもないんじゃないかなあ…？というのが、個人的見解。
てんちむさんみたく、意思表示がはっきりできたり、しんたまんさんみたく、男女の友情の価値を認めて、異性の友人の存在を肯定してくれる者同士の恋愛なら、まったく問題はないんだけど（苦笑）、でも、世の多くの男女は、まだまだこのレベルには達してはいないと思うんだよな…残念ながら。
「僕だけのものでいて」とか「他の男に取られたくない」とか。そういう心理を男側が持ってるからこそ、女側も、彼を傷つけたり悲しませたりしないように、と、なんとなく交友範囲を狭くしていってしまう。そしてその結果、気が付いたら女→男への依存体質が形成されてしまう、っていうパターンも結構あるんじゃないかな。
なので、恋愛マスターの方々にぜひお願いしたい。女性ばかりにアプローチせずに、男性側の意識改革にもちょっと目を向けて欲しい。
彼女を依存体質やメンヘラに陥らせたくないのならば、てんちむさんやしんたまんのようなマインドで、お互いの独自の交友関係を、嫉妬心や独占欲で縛るようなことはしないほうがいい、と男性側にも訴えかければ、女性もより、精神的自立がしやすくなるんじゃないかな？
「あの人がいないと生きていけない」っていうのは、実はちっともロマンチックなんかじゃなくて、強烈なリスクでしかない、っていうことを、心に刻んでおかなくちゃね。
↑ヒカルさんにタイトルの凡庸さをダメ出しされちゃってた（苦笑）、てんちむさんの新著はこちら！たしかに前回の「私、息してる？」のほうが、てんちむさんらしいし、インパクトあるよね。
