エンタメあれこれ

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知らなくていいコト最終回 大石静さんの幕引きの仕方は見事だった

ええ!?ケイト、ドイツに行くの!?…と思ったら、移住とかではなく、単なる取材?だったのか!それにしても、野中の決断は…正直どうでもいい~(苦笑)ただヤケ起こして、殺人事件とか引き起こすと、かなり厄介だけど。。

 

…うん、これはなかなかのドラマの締め方だったような気がする。さすが、大石静さん!ちゃんとした脚本の元に作られたドラマだったんだなあ~~としみじみ。

 

予想通り、ケイトと尾高は別離を選んだわけだけれど、尾高が離婚してシングルファーザーに、っていう展開は予想の斜め上だった!しかし、赤子を置いてきぼり、はさすがにないよね!?不倫が発覚して激高するのは無理もないけど、子どもに当たるのは大間違い。…尾高妻も相当な女性だと思う(怖)。

 

あとは、上の圧力で真相の記事(ケイト渾身の手記)がボツになるのも、これまた予想外だった。だけどこれは結果的には良かったんじゃないかな。世に出されていれば、ケイトの父が人生懸けて守ろうとしたものが一瞬で破壊されてしまいかねないわけで。

 

しかしなあ、、尾高さんの「自分はいつもタイミングが悪い」っていう主旨のセリフ、地味に堪えるよなあ。。そう、タイミングってすごく大事。こういうのって自分でコントロールできないものだから、ただもう、ケイトとは縁がなかったんだ、と諦めるしかない。

 

でも、恋仲にこだわらなければ、なんでも言い合える、協力し合える友人として、生涯付き合える可能性もあるわけだし?尾高さんの息子さんが成人した段階で復縁、なんていうのもいいんじゃないかな?まあ、元妻さんの存在もあるし、どういう形であれ、関係を持続するのは難しいのかもしれないけれど。

 

とにもかくにも、誰かが海外に行っちゃったり、亡くなっちゃたり、職場を去ったり、、なんていう、ありきたりで唐突な幕引きではなく、きちんと現場内でエンディングを収めた、大石静さんの手腕は本当に素晴らしいと思う。

 

ただ、トンチキ枠(苦笑)の野中のその後は、かなり遊び心満点だったけれどね!(笑)そのオチも含めて、大石静さんの力量が遺憾なく発揮された骨太なドラマでした!あっぱれ!

あ、あと渋くてカッコイイ佐々木蔵之介さんが見れたのも、眼福だったなあ~。

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