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百瀬、こっちを向いて。 早見あかりの絶対的な美しさと存在感

…うん、久しぶりに良い青春映画を観られた気がする。しかし、ヤフーではなんでこんなに評価が低いのさ!?し、信じられん!!


映画『百瀬、こっちを向いて。』予告編

まあ、たしかに胸糞悪い話でもあるため、万人受けしないのはわかる。高校生で二股の偽装工作!とか、正直ドン引きだし(そんな高校生いるーー!?)

 

でもそれを補って余りうる、”あの時期”の早見あかりさんの抜群の清涼感と美しさを、十二分に永久保存した映像美と、少ないセリフのなかで行間を読ませる、独特な空気感。もっともっと評価されるべき作品だと思うけどな~~~~。

 

ほんといろんな感情が大渋滞して、うまく言語化できないのがもどかしいのだけれど、まずひとつ浮かんだのは、どういう縁であれ、思春期に、あんな美貌と知性(おそらく地頭はいいけど、家庭の事情で勉強できてない)を兼ね備えた女の子に出逢ってしまったら、自分ならきっと一生囚われ続けてしまうと思う。

 

百瀬は同性から見ても、非常に魅力的なひとだ。花言葉でやんわり釘を刺す神林先輩もなかなかの女性だけれど、個人的には、強がっているけれど繊細で不器用な、家では”小さなお母さん”を担っている、百瀬のほうが断然愛おしい。

 

15年後、相原君は作家になり、タナベくんはおそらく先生になり、宮崎先輩は神林先輩と結婚し二児をもうけ、事業を成功させている。

 

昔のダブルデートの時も、現在のあの喫茶店での再会も、あんなヒリヒリする腹の探り合いってないよね~~(苦笑)。皆、多くを語らないだけに、”本当のところ”は誰にもわからない。

 

ただ現在の神林先輩の言動をみるに…たぶん宮崎先輩の女癖の悪さは相変わらずなんだろうな、、となんとなく察することはできる(涙)。でも、それでも、神林先輩はきっと、「世界一幸せよ!」って言い聞かせながら、上手に”見ないふり”してるんじゃないかな。

 

そしておそらく相原君は、今でも百瀬との初恋に囚われ続けているんだろう。
「またすぐに新しく好きな人ができるよ」なんて、百瀬にかけた言葉は、強烈なブーメランになって彼にクリティカルヒットしてるはず。

 

では、百瀬は?15年後どうなってる!?
彼女の近況だけがベールに包まれたままだったけれど、案外彼女だけが”過去”に囚われず、スッキリと逞しく、”今”を生きているのかもしれないなあ。

 

それなりの職業に就き、母と共に幼い弟妹たちを成人させ、相変わらずダメンズウォーカーかもしれないけど(苦笑)、恋を謳歌しつつ、凛として前を見て歩き続けているような気がしてならない。(ちなみに原作小説では、百瀬の今も描かれているらしい)

 

恋愛も、はたまた人生も、100%思い通りになることは、ない。
楽しくもあり、しんどくもあり、七転び八起き。それでもきっとタナベ君の言う通り、相原君は「百瀬と出逢えて本当によかった」はず…だよね?

早見あかりさんの横顔の美しさよ!!!(感嘆)

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