ううっ、、わかってた。自分には刺さりすぎるくらい刺さる作品なんだろうって、わかってたんだけど、、とうとう、視聴してしまったよ~~~。どうしよう、このやり場のない狂おしい気持ちは。どうしたらいい??
ななちゃんは私だ。死にたいけど死ねない。ななちゃんがどうしてトドメを刺せずにいたのかは不明だけれど、私の場合は、死ぬまでの過程の苦しみが怖い。ただそれだけの理由で踏みとどまっている。
でも自分は死にたいくせに、周囲のひとやぬいぐるみたちには、ずーーーっと永久に生きていて欲しいと願っているエゴイズム。格別夫には長生きしてもらいたいから、野菜たっぷりの味の薄いごはんをなるべく作るようにしている。
ななちゃんも、小坂に出会って、きっと、小坂と一緒なら生きていてもいいかなって思ってたのにね。小坂だって、ななちゃんに出会って、やっと新しくサッカー以外の生きる意味を見出せはじめていたというのに。
ー最後のどんでん返し、要るかね???…いや、作品上どうしても必要不可欠な要素だったんだろうとは思うけど、ちょっと耐えられなかった。きゃぴ子ちゃんも、地味子ちゃんも、撫子ちゃんも、八千代くんも、そして小坂とななちゃんも、みーーんな愛おしすぎた。だからもう、みんなが幸せに未来へ向かっていくラストしか、受け入れられないよ。
きゃぴ子ちゃんには地味子ちゃんがいて。大切に想ってくれるひとが世界にたったひとりでもいれば、ひとは生きてゆけるのかもしれない。でもさ、その”たったひとり”を失くしてしまったら、どうしたらいい??
ななちゃんはなんだかんだで強い。でももし自分がななちゃんと同じ境遇になったら、あんなふうに生きられる自信が1ミリもない。あなたがいない世界で、未来の話なんて、できっこないじゃないか。
ななちゃんの隣にはいつも小坂が見守っていてくれるのだとしても。姿が見えなければ、声が聞けなければ、触れられなければ、触れてもらえなければ、全然足りない。それでも、ななちゃんは生きていくし、絶望した撫子ちゃんの魂を未来へと導くんだよなあ。。ああ、尊い。神々しくて涙が止まらなくなるよ。
とってもいい作品だった。だけど、ウソでもいいから、全員そろってる”未来”であって欲しかった。だってエンタメじゃん?最後まで和やかな夢を見させてくれてもいいじゃないか。だから勝手に脳内で補完しておく。小坂とななちゃんが、じゃれ合いながらも仲睦まじく、キャンパスライフをエンジョイしている”未来”を。
↑どの役者さんも素晴らしかったんだけど、特に、ゆうたろうさんの佇まいと演技は必見!
↓桜井日奈子ちゃん主演の別の映画はこちら🎵