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40万キロかなたの恋 AIが感情を持つ未来?

千葉雄大さんが人間嫌いの偏屈な宇宙飛行士・宗一を好演していたこのドラマ。たった4回で終わってしまったのだけれど、主要登場人物にAIのユリが存在していたのが、とっても興味深かった。


ドラマ24『40万キロかなたの恋』SPOT【SHE'S「Tragicomedy」EDテーマ】

AIと二人っきり、しかも外出することもかなわない宇宙空間で長期間生活するなんて、おそらく常人では耐えられない環境だと思う。でも人間嫌いの宗一は「帰りたくない」とまで漏らすほどその生活になじんでしまった。

 

なぜか。それはもうひとえにAIユリの存在に依るところが大きい。高性能で基本的に従順なユリは、宗一にとって人間よりも遥かに心地の良いパートナーになった。そしてそれはユリにとっても同じだった。

 

たしかに生身の人間との関係は煩わしいことが多い。それならいっそ自分に都合よく動いてくれるAIといたほうが、よっぽど楽だ。私ももしユリのようなAIが家に居てくれたら、きっとものすごく依存してしまうだろう、と想像する。

 

でもユリは優秀なあまり、人間としての感情までも持ち始めてしまった。つまり、AIが人間と同等、いやそれ以上の能力を持ってしまったら、果たしてどうなるのか。ユリの場合は嫉妬に駆られたあまり、暴走。抹消処分を受ける結果になった。

 

AIの優秀さは感情を持ち合わせていないからこそ、常に冷静沈着にいろんな事態に対処できるところであったはずなのに、進化しすぎた余り、人間と同じミスをしでかしてしまった、というのはものすごくおもしろいオチだなあ!と思った。そして人間にって都合が悪くなった途端、AIはいとも簡単に消されてしまう、というのも、ある意味リアル。

 

これからAIがどんどん社会進出してくるだろうと予想されるけれど、人間は果たしてAIとうまく共存できるのだろうか?

 

単純労働を淡々とこなす程度のものなら、特に問題はないかもしれない。けれど”人間の代わり”のような高度な役割を果たすAIが、あたりまえに存在する社会になったとき、そのAIと人間の関係性は何事もなく平和に保たれるのだろうか?

 

そんなまだ見ぬ未来にいろいろと思いを馳せながら、不器用でめんどくさい宗一と咲子の恋を見届け、ああ、やっぱりAIは生身の人間にはかなわないのかな、、と漠然と思ってみたり。本当----にいろいろと考えさせられるドラマだった。

 

個人的見解だけど、ユリは自身の言葉通り、幸せだったと思うなあ。。宗一を無事に帰還させる、という任務をきっちりと果たすことが出来たのだから。たった1回の大きなミスは痛かったけれど、もしミスがなければ、地球上で本当にいびつな三角関係が勃発しかねなかっただろうし、仮にそうなった場合、ユリは終始辛い想いを抱える側になっていたと思うので。

↑それにしてもユリ役の吉岡里帆さん、ものすごいハマり役だったなあ~!