以前コンテンツ全部見東大生・大島さんが激賞していたこの作品。Gyao!で無料配信されていたので、この機会に視聴してみることにした!
ん~~、感想としては、可もなく不可もなく。大島さんほどは心酔できなかったなあ、、といった感じ。でも一見の価値はある作品だとは思う。
まずこの手の作品で、”青春を描いた”ってよく言われるけれど、こんな破天荒でパリピな青春、送ってる人間のほうが少ねーよ!って毒づいてしまうのは私だけ??(苦笑)なんというか、もうすべてが未知との遭遇。こ、こんな学生生活あるんかーーい!?っていう驚愕の連続で。
ま、まあ、私の場合は、圧倒的陰キャでひとりリア充な学生生活だったので、それはそれで極端な例ではあると思うんだけど、なんか、ああいう、一部のパリピのぶっ飛んだ若気の至りを”青春”と言われてもね、、っていう白けた視点が、この作品の評価を少し下げているんだろうな。(これも、パリピへの嫉妬心?なのか??)
だけど、事実上のヒロイン・チワワちゃんの人物像は圧倒的に興味深かった。
宣伝では、ミキの聞き取り調査によってチワワちゃんの多様性ある人物像が浮かび上がってくるって煽ってるんだけど、個人的には、すべての人たちの語る彼女像には一貫性があって意外性はあんまり感じられなかったなぁ。
私独自のチワワちゃんのプロファイリングは、
おそらく家庭環境が複雑で親の愛情を十分に受けてこなかったため、人一倍愛されたい欲が強い、他人軸100%で生きている女の子、といった感じ。
人に愛されたいが故に、後先考えずに相手が望む言動行動を全力で実行してしまう。そしてそれが良い方向に作用することもあれば、利用されたり搾取されたりもして…結果的には最悪の結末を迎えることになってしまったんだろう。ざっくりいえば。
じゃあ、チワワちゃんが生き延びる世界線は?って考えてみたんだけど、たぶん、ナガイくんみたいな一途な男性に溺愛・寵愛されつつ、彼に手綱をしっかりと持っていてもらうルートだったんじゃないかな、と思う。
でもチワワちゃんはなんてったって華がある愛されっ子。周囲の男たちがほっとかないし、チワワちゃんもそういう周りの期待に敏感で、反射的に120%で答えちゃう子だからなあ~~。あ~~、やっぱ破滅的な人生になってしまうのは、ある意味必然だったのかもしれない。悲しいけれど。
そうそう、この作品でも「ここは退屈迎えに来て」同様、成田凌さんがしっかりオチをつけてくれていたっけ。作品がオシャレなだけにラストの吉田君のダサさは鮮烈だった。ミキもあの一件で淡い夢(青春)から一気に醒めたんだろうね。。
↑本当の彼女ってそもそも何なんだろう?別に本名とか知らなくったっていいじゃん?ただ、キラキラした青春を一緒に過ごした、可愛らしいチワワちゃんという女の子が確かに存在した。それだけでいいような気がする。それぞれがそれぞれの中にいるチワワちゃんを、その都度偲んでいればいいんじゃないかな。
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