エンタメあれこれ

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湯を沸かすほどの熱い愛 杉咲花ちゃんを下着姿にさせる必要あった??

またまた死にまつわる作品を見てしまった。。。「チワワちゃん」は事故死、「白河夜船」自死、そして今回は病死。ま、まあ、話題作でもあったし評価の高い作品だったから、見て損はなかったけれど、、個人的には中の上くらいだったかなあ。。


宮沢りえ出演!映画『湯を沸かすほどの熱い愛』予告編

ん~~、なんていうか、根本的に「東京タワー」みたいな”母の偉大さと無償の愛”推しの作品があんまり好きではない、というのもあるんけど、双葉さんみたいな人、リアルにはいないですからーー!!!(by波田陽区)って思いがどーしても頭をかすめてしまって、最後の最後までその世界観に乗り切れなかった、という感じ。

 

この手の、最大限の母親賛美(神格化)映画ってだいたい男性監督が撮ってる(※偏見です)イメージなんだけど、いやいや、そんな美しくないよ!!!現実は!!!なんか女性への理想や願望を母親に全部乗っけちゃってるけど、母親だってフツーに人間だってば!!!…って毎回毎回声を大にしてマザコン男性に伝えたい(苦笑)

 

おまけに、16歳の少女がいじめで下着姿になったりとか、9歳の女の子のお漏らし&パンツ脱がせ、とか、あんなシーン要る???っていう不快感も拭えなかった。いくらいじめや育児放棄がシビアでも、あんな状況、まずあり得ない。不必要な未成年少女の性的な?シーンって、ほんと、安易に撮るべきじゃないと思う。

 

レビューを見ていると、ラストのオチに嫌悪感を持つひとが多かったのだけど、私はむしろラストのオチのほうが許容できたなあ。上記の少女たちのシーンよりかは遥かにマシだもん。


双葉さんが生前に与えてきた熱烈な愛情は、亡くなってもなお、残された人たちの心を温め続けるんだっていうメッセージを込めたメタファーだとしたら、それくらいのファンタジーはエンタメ作品としてあってもいいかなって思えたし。

 

でも!双葉さんが娘の将来を思ってプレゼントした、女親ならではの”勝負下着”を、あんな形でクズのクラスメートたちにさらすために使われただなんて、、そんなの、、双葉さんが浮かばれないじゃないかー!(号泣)いくらなんでも多方面に残酷すぎる。

 

双葉さんは近い将来娘に素敵な恋愛をして欲しかったんだよ。自分はもうその姿を見れないとわかってて、なけなしのはなむけをしたっていうのに、、。あのシーンは安澄ちゃんのみならず、こっちまで吐きそうだったわ。教室で下着姿になるなんて、そんな屈辱を娘が味わったなんて、双葉さんが知らずに済んだのが何よりも救い。

 

というわけで、文句ばっか書きなぐってしまったのだけど、役者さんは皆好演していたし、脚本もよく練られていたし、数々の賞を総なめした作品にふさわしいものではあったかなあ、と思う。でも、自分はイマイチだったかなあ~~~~。

あ、あと幼い鮎子ちゃんに、あんな辛いセリフを敬語で言わせるのも見ていられなかったよ…(涙)

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