エンタメあれこれ

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プペルきっかけに西野さんのサロン入会を思いとどまった話。

私は近年遅ればせながら”西野さん信者”になりつつあった。
なのでこのブログでも3回ほど記事を書き、その言動、行動に共感。オンラインサロン、入ってもいいかもな~、なんて思うまでになっていた。そう、プペル以前までは。


『映画 えんとつ町のプぺル』予告1【12月25日公開】

 だけど、プペルきっかけにその発想は完全に消えた。
もちろん、西野さんを全否定する気は全くなく、ブログで書いた記事の内容は真意だし、その点については今も賛同してる。だけど、どーーーしても看過できない案件が、プペルによって掘り起こされてしまったのである。

 

ーきっかけは大みそかに配信された、AERAでの鈴木おさむさんの記事だ。

 

それは鈴木さんの、西野さんの発信きっかけで起こった、7年前の炎上をふまえたうえでの、今の心境を率直につづった文章で、私はこれを読んで頭を殴られたような悲しい衝撃を受けた。

 

人間は忘れる生き物。(愕然)
うわーーーーーーー、、忘れてた、忘れてた、かんっぜんに忘れてしまっていた~~!!あの炎上事件!!!そう、当時西野さんはツイッターで雑に鈴木さんの作品を”面白くない”と一刀両断。そのうえ出演している芸人さんたちまで軽く侮辱するような発言をしていたのだ。

 

ーうん、断片的だけど、思い出してきたよ!!!
そう、あの時は当人の鈴木さんよりも妻の大島さんが激怒していたっけ。テレビの番組内でも大島さんはハッキリと西野さんを批判した。口は悪かったけど、大島さんの怒りや主張はごもっともだ。だって愛する夫の作品やそこに携わっているスタッフさんや演者さんを、薄っぺらい言葉で侮辱したんだから。

 

人の過去の過ちをほじくり返しても不毛だ。一応この炎上事件も、西野さんと鈴木さんの間では、アメトークやラジオでの共演を通じ、一件落着しているらしいし、まあ、それはそれでいい。

 

だけどさーーー、、プペルのテーマって「人の夢を笑うな」なんだよね??
なのに、過去に自分が他人の作品をバカにしてるっていうことを、漂白してるってどうなん???私を含め愚かな人間は、7年前のことなんてすっかり忘れてしまっていて、それをいいことに、なんだかプペルまでの道のりを、極端に美談にしすぎてはいないか??

 

YouTube上の番組の、オリラジあっちゃんのプレゼンのなかでも、この炎上事件は全く触れられてはいなかった。ただただ”迫害され続けた西野さんが、不屈の闘志で自分の夢を信じぬき、プペルを完成させたー!!”っていうドラマチックな成功ストーリーになっていただけだ。

 

ん~~~、これはモヤる。モヤモヤする。
私は個人的に、自分のことは棚上げ、とか、自分の過ちをなかったことにして漂白っていう行為が大嫌いなので、自分が過去に他人の作品(ある種”夢”)をけなしてきたにも関わらず、そこを完全スルーし、「人の夢を笑うな」とプペルを通じて高々と謳いあげられても、、ねえ、、。あまりにも説得力がなさすぎて死んだ目になってしまうよ。

 

できれば寛容でありたい。
でもさ、でもさ、なーーんかやっぱり引っかかってしまう。当人の鈴木おさむさんの心の棘は、プペルを視聴して満足した息子さんの顔を見たときに取れた、らしいのだけど、私は逆に棘が刺さりまくって取れなくなってしまったよう(苦笑)「人の夢を笑うなってどの口が言う!?」って感情がどーしても拭えないんだわ。

 

まだプペルの内容が、”過去に他人の夢を笑ったことがあったけれど、今は反省し、他人の夢をバカにせず、心から応援できるよう成長しました!”って話なら納得がいくけど、ただただ「人の夢を笑うな!」と一方的にプロパガンダしてるだけなら、ん~~、、正直しらけるだけだ。

 

自分の夢(作品)を、応援というか、尊重してほしいのならば、他人の夢(作品)もちゃんと尊重しないと。んで、批判するなら、どういう理由で面白くないのか、を具体的に示さなければ。そこを西野さんが見ないふり?しているのであれば、私はその点に関しては、支持できない、かなあ。。