エンタメあれこれ

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そして、バトンは渡された 所詮こどもを持つ選択こそエゴなんだから、誰も梨花さんを責められないのでは?


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ずーっと見たかった映画を夏の終わりに見よう~!のラストを飾るのは、こちら!「そして、バトンは渡された」。

 

…なんかこの作品はけっこう評価がぱっくりと分かれてるみたいなんだけれど(苦笑)、私は概ね好感が持てたかなあ~。たしかに良い人ばっかでリアリティに欠けるし、ママの梨花さんは自己中極まりないし、あり得ない話ではあるんだけど💦でもね、こんなファンタジーなら実在して欲しいなあ~って心底思わせてくれる、あったかいお話なんだわ。

 

それにさ、そもそも世間は母親に”聖人君主”を求めすぎじゃない??私は母親になったことがないんで尚更そう思うのかも?だけど、あまりにもハードルを上げすぎだよ。

 

極端なことを言えば、DV、ネグレクト、といった決定的な落ち度がなければ、最低限よしとしてもいいんじゃないかな??、、ま、まあ、梨花さんの場合、若干ネグレクトっぽいことしちゃってるけど、でも、ちゃんと信頼できる他者に託しているわけだし、何より娘のみーたんが許してんだから、それで良しとしない??

 

なんていうかね、この作品は、母親や血縁関係みたいなものを神格化することへのアンチテーゼでもあるような気がするのよ。

 

母親はこうあるべき!とか、なんだかんだで血のつながりが一番!とか。そういったものを超越したところでの”子育て”が可能な桃源郷を描いてみたかったんじゃないかって個人的には思うんだよねえ。。んで、私はそういう世界観に賛同できるから、この作品が嫌いにはなれない。

 

子どもが欲しい、でも自分では産めない女性、さらには体力も経済力も乏しい女性が、自分のエゴを貫いて”子育て”を経験するには、たぶんこういう手段しかなかったんだろう。子どもを持つ選択だって結局は、子どもの意思を度外視したエゴ。だから梨花さんが自身のエゴを貫いても誰も文句なんて言えないんだよ。

 

それにしても、梨花さんに人を見る目があって本当ーーーに良かったよね(苦笑)そこを失敗してたら、みーたんの人生も大変なことになってしまっていたと思われるので。なんといっても最後に森宮さんと再婚できたのは大きい。

 

だから子育てっていうものは、いかに良い大人に囲まれて生育できるか、にかかっているのかもしれない。で、もしそうだとしたら、そうした良縁に子どもが恵まれるよう仕向けていった梨花さんの策は、あながち間違っていなかったのかも??

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