エンタメあれこれ

さまざまなエンタメについて語っています~♪ネタバレに注意してください!

わたしの幸せな結婚(映画) 「好きな人のいる地獄」と「好きな人のいない天国」どちらを選ぶ!?


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ついにずっと見たいと思っていた映画「わたしの幸せな結婚」を見たのだけれど、、ん~~~~、ヒロインの今田美桜さんは素晴らしかったんだけど、目黒連くんがなあ~!ビジュアルは満点なんだけど、セリフ回しがいまいち、というか。若いからかな?威厳が醸し出せず、話すと急にチャラくなってしまうのがちょっと残念だった。

 

正直、男性陣なら目黒連くんより渡邊圭祐くんのほうが良かったかな。なんていうかちょっと摩訶不思議な存在感だったりとか、妙に落ち着き払った佇まいとか、セリフ回しも。当て馬ポジとしてもうちょっと活躍して欲しかったけれど、この映画、そもそも恋愛映画のようで、実際はラブ少な目で戦闘シーン多めだからね~💦

 

そう、今気持ちがとてもしんどいので、ラブラブモード全開!くらいの甘ーーいお話を期待してたんだけど、想像してたのとはかなり違ってた~💧最後まで「異能」とやらのからくりが全く吞み込めず、彼らはなんでこんなに闘っているのだろう...??と口ぽかーーん状態。母語の日本語で視聴しているというのに、ね(苦笑)

 

だけど序盤から中盤の美世ちゃんのいじらしさには、旦那様同様きゅーーーーんとさせられたわ☆お料理褒められただけで嬉しくて号泣するし、終始健気で控えめ。こんな女の子が近くにいたら、何かしてあげたくなっちゃうよね?オバちゃんもお菓子でも着物でも好きなもん、なーーーんでも買ったるで!!って心底思ったもん(笑)

 

酷い境遇からやっと抜け出した美世ちゃんだったけど、終盤ママの実家に預け?られちゃうのよな。そのときはちょっと考えさせられたわ。

「平和で穏やかな、でも好きな人のいない世界」or「波乱万丈だけど、好きな人のそばにいられる世界」 あなたなら、どちらを選ぶ??

 

結局生きるのってしんどいよね。「平和で穏やかで好きな人といられる世界」がそりゃあベストなんだけど、そんな世界ないし。(苦笑)だとしたら、、やっぱりどんなに苦しくても「好きな人といられる世界」を選ぶかな、私も。

 

美世ちゃんほどの覚悟はないし、基本楽をして穏やかに生きていたい人間だけれど、でもなあ~、やっぱ好きな人がいないと虚しいよね。自分が思ったよりも恋愛脳?でちょっとびっくりだけど。

 

ーというわけで、私みたいにこてこてのラブストーリーを期待すると、大やけどするけど(苦笑)目黒連くんや今田美桜ちゃんファンの方々は見て損はなし!画面も終始美しいので、ぜひ視聴してみて~♪

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そして、バトンは渡された 所詮こどもを持つ選択こそエゴなんだから、誰も梨花さんを責められないのでは?


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ずーっと見たかった映画を夏の終わりに見よう~!のラストを飾るのは、こちら!「そして、バトンは渡された」。

 

…なんかこの作品はけっこう評価がぱっくりと分かれてるみたいなんだけれど(苦笑)、私は概ね好感が持てたかなあ~。たしかに良い人ばっかでリアリティに欠けるし、ママの梨花さんは自己中極まりないし、あり得ない話ではあるんだけど💦でもね、こんなファンタジーなら実在して欲しいなあ~って心底思わせてくれる、あったかいお話なんだわ。

 

それにさ、そもそも世間は母親に”聖人君主”を求めすぎじゃない??私は母親になったことがないんで尚更そう思うのかも?だけど、あまりにもハードルを上げすぎだよ。

 

極端なことを言えば、DV、ネグレクト、といった決定的な落ち度がなければ、最低限よしとしてもいいんじゃないかな??、、ま、まあ、梨花さんの場合、若干ネグレクトっぽいことしちゃってるけど、でも、ちゃんと信頼できる他者に託しているわけだし、何より娘のみーたんが許してんだから、それで良しとしない??

 

なんていうかね、この作品は、母親や血縁関係みたいなものを神格化することへのアンチテーゼでもあるような気がするのよ。

 

母親はこうあるべき!とか、なんだかんだで血のつながりが一番!とか。そういったものを超越したところでの”子育て”が可能な桃源郷を描いてみたかったんじゃないかって個人的には思うんだよねえ。。んで、私はそういう世界観に賛同できるから、この作品が嫌いにはなれない。

 

子どもが欲しい、でも自分では産めない女性、さらには体力も経済力も乏しい女性が、自分のエゴを貫いて”子育て”を経験するには、たぶんこういう手段しかなかったんだろう。子どもを持つ選択だって結局は、子どもの意思を度外視したエゴ。だから梨花さんが自身のエゴを貫いても誰も文句なんて言えないんだよ。

 

それにしても、梨花さんに人を見る目があって本当ーーーに良かったよね(苦笑)そこを失敗してたら、みーたんの人生も大変なことになってしまっていたと思われるので。なんといっても最後に森宮さんと再婚できたのは大きい。

 

だから子育てっていうものは、いかに良い大人に囲まれて生育できるか、にかかっているのかもしれない。で、もしそうだとしたら、そうした良縁に子どもが恵まれるよう仕向けていった梨花さんの策は、あながち間違っていなかったのかも??

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私をくいとめて ひとりもいいけどやっぱ相手がいた方が面白い。だから勇気を出して!!


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夏の終わりにずっーーと見たかった映画を見てみよう~!(笑)の第2弾はコレ!「私をくいとめて」。

 

ーうん、うん。悪くはない。悪くはないけど!やっぱ「あのこは貴族」同様、若干尺が長すぎる気がしたかなあ~~。特に前半のみつ子とAの会話ラリーは抜群の安定感だけど、だからこそなんか面白みに欠ける。んで、それが”この作品のすべて”だったんじゃないかな。

 

つまり安心・安全な自分の分身Aとの生活は、心底ラクではあるのだけれど、みつ子にとっても、そして視聴者にとっても、なんか虚しいし、楽しくない。

一方で、微妙な関係性のうえに成り立つみつ子と多田くんのやりとりは、ヒヤヒヤするしヤキモキもするけど、もうずーーっと見てても飽きないくらいの中毒性がある(笑)

 

ひとりの生活からふたりの生活へ移行するのは、それはもう!想像を絶するほどの勇気が必須。”こんな思いをするなら、ひとりのほうがよかったーーー!!”って叫びたくなる時もある。でもね、それでも、勇気を振り絞ってでも飛び込む価値があることは間違いない。

 

だけどさ、冷静に見て、ぶっちゃけみつ子ってそんな孤独な人生でもないよね!?職場には仲の良い先輩がいて、大学の頃の親友も存在して、近所には多田君もいて。何よりAという存在を用いて自分の機嫌をある程度自分でとれる術も備わっている(これって実はすんごい能力だよね?)だから多田君との関係性を無理して深める必要もないっちゃ、ないわけで。

 

ただ先輩や親友が時を同じくしてパートナーを得たことが、彼女の背中を押したのかな?そして多田君もタイミングよくみつ子との関係をハッキリさせたい、と一念発起した。そう考えると、ひとと付き合うって行為は、偶然が重なった結果のちょっとした奇跡なのかもしれないよね。

 

みつ子は仕事もソツなくこなすし、お料理も上手だし、性格も悪くないし、なんせあの可愛さ!!!だからね~。多田君はずーーーっと誰かに取られたらどうしよう!?って内心焦ってたに違いない。一生分の勇気を使ったのはむしろ多田君のほうじゃないかな??みつ子はナチュラルにガードが堅いし、そのうえハグしただけで拒否られる始末。多田君、ホント、大変よ~(涙)

 

でもそんなことで簡単に手放せるほど、みつ子の存在は軽くなかったようでひと安心。だからみつ子ちゃんもだいじょうぶ。恋愛も飛行機と同じ。命がけの勇気をふり絞って乗っかれば、きっと見たこともないような景色が見られるはずだから!

 

ひとりでも生きていけるけど、チャンスとタイミングが合ったら、乗っかってみるのも悪くはない。誰かに背中を押して欲しい~!っていうひとは、ぜひぜひ視聴してみて~!!!(GYAO!にて配信開始!!12月9日まで!!!)

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あのこは貴族 幸一郎の”養分”としての人生から卒業したダブルヒロイン


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ずーーーっと見たいと思っていた映画を、やっとこさ夏の終わりに鑑賞。

 

いやあ~~~しっかし、久々の邦画だわあ~~~。ホント、新鮮。しかも行間を読ませるタイプの作品だったので尚更感慨深い。これぞ邦画の十八番!だよねえ~。

 

で、肝心の作品なんだけど、前半のダブルヒロインそれぞれの人生を描く約1時間は、若干退屈だったものの、二人の人生が交錯してからは物語が動いていくのもあって、すんなりと楽しめたかな。

 

いろいろ思うところがあって、どこから語ればよいのか脳内が混乱しちゃうんだけど💦まずは、やっぱ、「女ともだち最強!最高!」という世界観。ありきたりな”恋愛推し”ではなく”友情推し”に振り切っているところがいい。

 

途中、「地方出身者は東京の養分」的なセリフがあったけれど、私はこの作品は”東京の養分”というよりかは、”男(幸一郎)の養分”になりかけてた女たちが、親友の存在を糧に、自分の人生を生き直す話”だったように思う。

 

幸一郎の、息抜き(愛人)として”養分”になるのか、はたまた妻として”養分”になるのか。割り切って誰かの”養分”として生きるのもアリっちゃアリだけど、くしくも結婚というイベントきっかけに、ふたりのヒロインは覚醒しちゃったんだよね。そしてふたりとも頼もしい親友に背中を押され、”養分人生”から卒業する道を選んだ。

 

あのラストの華子ちゃんの凛とした微笑みといったら!

「私に新たな第二の人生をくれてありがとう」と感謝の眼差しを送る華子と、ただの箱入り娘だと思っていた華子を、初めて魅力的な女性として見つめる幸一郎。ーなんという皮肉!青木家の生贄のようにしか捉えていなかった女が、別人のように生き生きとした姿で再び目の前に現れるなんて、ね。

 

幸一郎が、自分の人生のコマとして無意識に見下してきたふたりの女性に、実質的に下克上されちゃうっていうオチはあっぱれ。しかも幸一郎自身も“強者”ではなく、実は”青木家の養分”でしかない。彼は最上流階級でありながら、そうであるが故に、自分の人生を生きることができないのだ。

 

そうそう!でも唯一不可解な点は、華子の親友の逸子ちゃんが、どうして華子と美紀を会わせたのか、という点。だってさ、いくら女性同士が分断するのは好きじゃないっていっても、わざわざ同じ男の婚約者と愛人を引き合わせる必要なくね??ん~~~、親友だからこそ、結婚する前に忠告しておきたかった、とか??

 

どーしてもこの点に関しては、どう解釈していいか全くわからん☆仮に親友の婚約者が浮気をしていたら、自分ならどうするだろ??…少なくとも直接会わせたりはしないと思うんだけどな…???

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山内マリコさん原作の別の映画はこちら💛

門脇麦ちゃん出演の別の作品はこちら🎵

日日是好日 樹木希林さんと、美しい所作と、美しい四季折々の風景と。。


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GYAO!で無料配信されていたので思わず視聴してみたこの作品。これが今年の映画1本目になった。(ちなみに去年はたったの11本しか見れなかった💦)

 

ん~~~~~。役者さんも、映像も悪くない、悪くないんだけどねえ、、、。なんだろう、ヒロインの情緒の落差にちょっと違和感を感じてしまったわ。

 

普段控えめで内に秘めた感情を押し殺しているだけに、突発的に悲劇に直面すると大声で泣いたり、叫んだりしてしまうのかも、だけど、なんかあまりに唐突すぎて、見てるこっちが置いてきぼりになってしまう。

 

ゆったり、しっとり、まったりとしたお茶の空間が居心地がいいだけに、急なヒロインの慟哭がちょっとしんどくなるんだよねえ。。それに、駅のホームや海辺であんな風にふるまえるもんかね??ちょっとエキセントリックすぎやしないか???

 

...とまあ、エラそーにダメ出ししてしまったけれど(※個人の意見です)、樹木希林さんの佇まいと所作、女性たちの着物姿、お茶菓子、四季折々の風景等は、本当に素晴らしかった。なんか雅だなあ~、日本っていいなあ~、茶道っていいなあ~って心底思わせてくれる。

 

なので、シンプルに、全編お茶会テイストで制作してしまっても良かったのでは?ってどーしても思ってしまうんだよなあ~。

あと、多部ちゃんにもラストまで居てほしかったかな(苦笑)

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多部未華子さん主演の別の映画はこちら💛

ビブリア古書堂の事件手帖 亡くなったあとに不倫疑惑が噴出するのって、どうなん??


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う~~~~、長い、そして、つまらない。なんとか頑張って見届けたけど、これは正直なかなかキビシイ作品だったと言わざるを得ない(涙)。

 

さすがの三島監督作品なので、映像は安定のクウォリティ。本当に雅で美しい。だけどさあ~~~、肝心のストーリーがあまりにもお粗末で、見るに堪えないんだわ。個々の役者さんはちっとも悪くないだけに、非常に非常に残念。

 

結局ストーリーに、現在の事件と過去の不倫の2本柱を据えてしまったことが一番の失敗だったように思う。うまく絡み合っていれば問題なかったんだろうけど、どちらも中途半端でまったく嚙み合っていない。突貫工事で極めて雑に接合されているだけ。これじゃあ、どちらか一つに絞って、丁寧かつミニマムに描いたほうが断然良かった。

 

だらだらと浅~~い内容で映像美を見せられてもねえ、、。なにも胸に迫るものがなく、終始死んだ魚の目のような状態で鑑賞。事件にも不倫にも全くのめりこめない2時間はキツい。どんなにフォトジェニックでもね。

 

しかもラストも酷い。
数々の罪を犯した犯人は、なんの罪にも問われない?まま?なにやら浸って森林もどきをフラついてるし。主人公の青年がトラウマを克服?し、最初に読んだ本が”ばーちゃんの不倫の実録”である私小説だし。もーー、すべてがカオスすぎるだろ!(失笑)

 

あと肝心の告白も、あんな脈絡もなく唐突になされたんじゃ、なんの情緒もなくないか??「僕にはあなたが必要です」なんて、、あれじゃ、、なんとも切実で素敵なセリフが泣くわ。

 

はあ~~~、文句ばっか言ってもしょうがない。だけど、これだけのメンツを揃えて、それなりの監督さんをもってしてでも、脚本がダメだと、こんなにもグダグダになってしまう。そういう悪いサンプルとしては優れている作品なのかも、ね。。

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今日も嫌がらせ弁当 シングルマザー(ファーザー)にキャラ弁文化はキツいよ。

…うん、、実話だしね、とくに批判したいとかはまったくないんだけど、、こういうお話を賛美して、美談にしてしまうと、世のシングルマザーやファーザーのかたは、よりしんどくなっちゃうんじゃないか、と思うと心配で、心配で。

 

キャラ弁って文化、いったいいつからできちゃったんだろうねえ??…いや、すんばらしいことなんだよ!、でもさ、こういうことがまかり通っちゃうと、そうせざるを得なくなって、ただでさえしんどい子育てのハードルが、より一層上がっちゃわないか??

 

忙しいからお弁当でコミュニケーションをとるっていうのは、わかるよ、いいことだよ!でもさ、こんな手間暇、なかなかかけられないって!特にシングルマザー、ファーザーなら尚更。ただでさえ一人二役で孤軍奮闘しているというのに、さらに首を絞めるような行為は、見ていてなんともいえない気持ちになる。

 

案の定、かおりさんは無理がたたって、終盤脳梗塞で倒れてしまうんだけど、とにもかくにも、凝ったお弁当の中身で親の愛情を測るようなことは、定着して欲しくないなあ。。

 

なので、いいお話だったけど、なんだか終始モヤっとしてしまったわ。

んで、余談だけど、絶賛反抗期の双葉ちゃんよりも、私は、甘えることも反抗することもできなかった若葉ちゃんのほうに同情するかな。てか、お姉ちゃん(若葉ちゃん)、嘘みたいに明るくていい子に育ってるけど、無理してない??ほんと、手のかからないいい娘で、それこそ表彰もんだよ!!

 

…あとね、篠原涼子さんをはじめ、最近では長谷川京子さんも、「母親のくせに子供を捨てた」的な批判が多く見受けられるけど、キャリアも男であることも捨てずに、仕事を盾に不倫してる男性だって「父親のくせに子供を捨てた」ってことだよね?なんで女性側だけ特別に責められるのさ??

 

子育てルートを取れば、仕事も女であることも手放して、良妻賢母であることを強要される女性たち。かたや、仕事を言い訳に父親を放棄しても、何も咎められない男性たち。

このアンフェアが是正されないかぎり、少子化はどんどん進んでいってしまうんだろうねえ、、。(深いため息)

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