あ、あかん!これは見てるとけっこう辛いやつだ、、。なんかユリカの現状や回想シーンを見てるだけでも、自然と泣けてくる。「凪のお暇」同様、明るく見せてるけど、この内容、かなり普遍的かつ重いテーマだよね??(涙)
爽やかで健康的なイメージの新木優子さんが、初の本格的ラブコメに挑戦!ということで、大注目のこのドラマ。叫んだり、倒れたり、雨のなか号泣したり、脳内会議でひとりなん役もこなし、初回からエンジン全開だ。(しかし、新木さん、近年働かせすぎじゃないかな?体調がかなり心配。。)
出演しているメンツも、浜野さん、小手さん、メンディ!、よしこさん!、と個性的かつ明るい役者さんたちを揃えて万全の体制。…でもさ…この内容、見る人によっては刺さりすぎて苦しいんじゃないかなあ。。どんなにコミカルにコーティングしても。
元カレや元カノへの執着にフォーカスはしているけれど、これってたぶん”大切な人を失くしたトラウマ”や、”愛されたいひとに愛されなかったトラウマ”といったものに囚われているひとたちの奮闘記、的な話なんじゃないかと思う。
何度か、”追って来てくれない”元カレ・マコチの姿を、切実なまなざしで振り返るヒロイン・ユリカの映像が流れていたけれど(つらすぎる涙)、これってもしかしたら、深読みすれば、幼少期から親に愛されてこなかったトラウマが反映されているのかも??とも思ってみたり。
強がったら、追いかけて来て欲しかった。不安な時は、「だいじょうぶだよ」と寄り添って欲しかった。ユリカが縛られているのは、実は元カレ・マコチではなくて、そうした”愛されたかった”という、押し殺して来た強い欲求なんじゃないかな?
そう思うと、健気に頑張っているユリカが、どんなにコミカルに描かれても、笑えなくなってくる。そしてそれは、何かを抱えていそうなマコチや、同じく”元カノマニア”の山下さんも、同じなのかもしれない。3人とも何かに囚われ続けて、必死にもがいて生きているのだ。
…ああ、次回からどうしようかな?いや、たぶん見ると思うけど(苦笑)、このドラマ、これからどんどん、重い内容になっていきそうな気がして、少し怖い。
個人的には、モトカレマニアでも、モトカノマニアでも、無理して抜け出す必要はないのかな?と思うけどな。ひとになんと言われようと。ストーカー化したら大問題だけど、ひたすら自分のなかだけで、妄想したり、心の支えや癒しにするくらい、なんてことない。程度の差はあれ、皆、そんな風にして、なんとか生きてるんだから(笑)