あ～～～、やっぱり、いいドラマだわ～～～。オンタイムでもがっつりハマっていたドラマ「空飛ぶ広報室」。GYAO！で改めて見直させてもらったけれど、なんだろう、静かにじわじわと胸締め付けられる展開がたまらないんだよな～。
主題歌は、安室ちゃんの「Contrail」。清涼感と疾走感と力強さが感じられる、まさにドラマのイメージにぴったり曲。もうね、この歌がいい局面で挿入されるんだわ！コレが！
今GYAO！では1話と8話～最終話までが配信されているんだけれど、やっぱ個人的マイベストシーンは、8話のラストの「2秒ください！」のシーン。
いつもはなんだか間が抜けてて、空回りしちゃってる空井さんが、この時だけはパイロット仕込みの秒殺で、見事にヒロイン・リカちゃんをロックオンするんだよね～！リカへの想いが募って募って、どうしようもなくて、思わず！っていう流れが秀逸なんだわ～。もうね、これぞ胸キュンの最高峰！！
よく安っぽい雑なつくりの作品では、なんの脈絡もないまま”壁ドン”だの”顎クイ”だの、小手先のワザ？を使いがちだけど…そんなちんけでとっぴなシチュエーションで誰もが胸キュンすると思うなよ！？そんなもん量産しちゃってる制作陣には、ぜひともこのドラマをお手本にして欲しい。
あの「2秒」のために、どれだけの積み上げがあったか、どれだけのじれったさがあったか。まあ、その後も、リカと空井の間にはすれ違いの大渋滞なんだけれども(苦笑）、やっぱね、地味で細やかなエピソードの積み重ねがないと、その行為の爆発力や瞬発力が大いに欠けてしまうんだよね。最悪の場合、は？？？急に？？って白けてしまうわけで。
ただ、10話、最終話に関しては、震災のことはともかくとして、あまりにも二人の間に障害を作り過ぎた感があって、ちょっと食傷気味になってしまった。しかも、空井がなぜリカから離れていったのか？が、ちょっとぼんやりしすぎてモヤモヤ。
「幸せにできない」ってどういうことなんだろ？(未だにナゾ）震災のトラウマから、「自分だけ幸せになるなんてできない」みたいな、自罰的感情に苛まされているのならまだしも…。リカは納得してたっぽいけど、自分にはまったくピンと来なかったなあ～。（まあ、当のリカがわかってりゃいい話なんだけどさｗ）
とにもかくにも、9話あたりまではすんごーく丁寧で、すべての要素（仕事、恋愛、シリアスとコメディ等々）がいい塩梅で描かれていたこのドラマ。GYAO！では4月の19日まで無料で配信されているようなので、まだ見たことのないかたは、この機会にぜひ！視聴してみて欲しい。
室長演じる柴田恭兵さんはチャーミングで素敵すぎるし、ムロツヨシさんは珍しく常識人の役で今となっては新鮮だし、水野美紀さんのオッサンキャラもハマってるし、とにかく最高ー！
↑空井さんみたいな人は結婚向きだと思う(笑）
