嘘みたいな秋晴れ。昨夜の緊迫した状況はまるで悪夢だったよう。…まあ、単に運よく近くの河川が、ギリギリのところで氾濫を免れたため、事なきを得ただけなのだけど。というわけで、備忘録も兼ねて、この台風19号から学んだことをまとめておこうと思う。
ヒカキンさんちは、おそらく高級マンションの高層階なんだろうけど、高層階は浸水の被害はないものの、暴風に煽られる、という副作用もあるんだなあ。万全な住居って案外ないのかもしれない。
昨夜21時過ぎ。かくいうウチは、弱小アパートの1階。しかも近くの氾濫常連の小さい河川が、案の定水位観測地点で氾濫。裏手の大きめの河川も危険水域に達し、いよいよ避難の決断を迫られることに。
外は台風接近中の真っただ中で、大雨暴風。家に留まるか、避難するか。判断材料の要のハザードマップもアクセス集中で、地図がサクッと画面に出てこない~(号泣)。テレビでは「命を最優先にした行動を」と連呼されてるけど、この状況でどうやって判断すればいいのさ!?(大困惑)
…んで結局、行動派の夫の決断で、職場のビルの高層階へ避難しよう、ということになり、慌てて貴重品とタオルケットとお菓子を持って車へ。
道中はどんぶらこ、どんぶらこ状態!ひぃ~~水没するかも!?とはらはらしつつも、なんとか無事に目的地に到着。守衛さんに無理を言って、特別に会議室を開けてもらい、一晩過ごさせてもらうことができた。
いや、でもこれ、たまたまラッキーで助かっただけで、翌朝には水没した車もいくつか見かけたし、ツイッター上では、2か所の避難所が満員で、”避難所難民”になっているかたもいて、…なんていうか、どんなに考えて行動しても、やっぱ最終的にはもう運でしかないよな、というのが正直な感想。
それでもいくつか、思いつくことを書き出してみると、
・そもそも、アパートやマンションに住む場合、1階は避けた方が良い
・避難の決断は早めに。(いつでも出られるよう、前もって持ち物を準備しておくとベタ―)
・緊急事態の場合は簡易避難所として、ショッピングモールの高層階や、オフィスビルの高層階も、開放してくれるとありがたい。
・自分の居住地域で、どの地域が水害に遭いやすいのか、のデータを覚えておく
・テレビでは主要な河川の状況しか言わないので、ハザードマップやツイッターの目撃情報などで、自分で情報収集すべし
といったことが挙げられる。
あと何気に気になったのは、ヒカキンさんのようにペットを飼っている場合。ペットも避難所に連れて行けるんだろうか??ペットだって大事な家族。災害時にペットの安全をどう確保するか、も地味に難しい問題なのかも。
…まだ疲労で頭が回らないのでこの辺にして、また思いついたら追記しよう。
↑緊急時の判断力が生死を分ける。判断って本当に難しい。