エンタメあれこれ

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君に届け 三浦春馬さんは本当に”風早君”だったのかもしれない。

三浦春馬さん、といえば、やっぱり私的には実写版「君に届け」の風早くん役が真っ先に思い浮かぶ。漫画原作も全巻制覇し、アニメも全部視聴した思い入れの強い作品だ。

 

今ネットではフランプールの映画主題歌が話題に上っているけど、個人的には「君に届け」の主題歌はアニメ版のタニザワトモフミさんの手がけた楽曲のほうが刺さる。なぜなら、こちらのほうが風早くんの切実さがより迫ってくるように感じられるからだ。

 

私は当然三浦春馬さんのパーソナリティは知らない。
でももし、素の三浦さんがあの風早くんと酷似していたのなら、不謹慎だけど、今日の悲しい出来事に関してほんのすこし合点がいくような気がする。

 

東出さんの不倫問題が噴出したとき、彼を容赦なく叩く世論に対し異論を唱えた、との記事も拝見した。-うん、正義感の強い風早君なら同じような行為をしたかもしれない。もちろん、風早くんは潔癖でもあるので、不倫を擁護するわけでは決してない。

 

不倫を擁護したんじゃなくて、匿名の不特定多数で一人の人間を追い詰めるという行為のアンフェアさや卑怯さを抗議したかったんだよ。そんなことも読み取れないなんて、どんだけ読解力ないんだよ。、、いや、人を攻撃することがエンタメになってる輩にはそんな正論通じやしないか。

 

風早くんは正義感が強くて、潔癖。そして情熱的な面もある。一見明るくて華があってクラスの人気者、なんだけれどなんだか不思議と孤独感がそこはかとなく漂う少年だった。どうしてかっていうと、その潔癖がゆえに、醜い人間性が受け入れられなかったからじゃないか、と個人的には思っている。

 

だからヒロイン・爽子ちゃんしか好きになれないのだ。真の友人が龍くんしかいないのだ。どんなにたくさんの人に囲まれて好かれていたとしても、”本物”でないと満たされないのだ。

 

私は風早くんを、はじめは、かっこいい~!というミーハー的な目線でしか見ていなかった。けれど爽子ちゃんとの関係性がどんどんおかしな方向へいってしまったとき、ウソみたいに闇落ちする風早くんを見て、見方が変わった。

 

風早くん…爽子ちゃんがいなくなったら、生きていけないんじゃ…?

 

風早くんの爽子ちゃんへの想いは、本当に高校生とは思えないほど重かった。
あんなにモテモテで引く手あまたなのに、爽パパに「黒沼さんしかいません!」と言い切ったほどだ。あの若さで言えるセリフじゃない。嘘が無くて誠実で強くて優しくて。しかも努力家でピュアで。そんな女の子は爽子ちゃんしかいないと確信していたんだろう。

 

この世の中は生きづらい。
ましてや正義感の強い真面目なひとなら尚更。正しいことをしていても理不尽に殴られる、潔癖のひとには耐えがたい汚い汚い世界。

 

三浦さんが何を抱えていたのかは定かではない。でももし万が一”リアル風早くん”だったとしたら、今まで本当に本当に苦しかったと思う。

 

私は自殺を否定も肯定もしない。自分も死にたい願望は常に心の片隅にある。
ひとはそんなに安易に死を選んだりしない。よっぽどのことがあったからこそ、こういう結果になったのだ。

 

悲しいけれど、私は勝手に三浦さんは風早くんのようなひとだったんだろうなあ、、と思っておくことにする。そして「君に届け」に触れるたびに必ず思い出すだろう。

ーどうか、安らかに。

↑この映画のラスト近く、爽子ちゃんの決死の告白に対し「いいよ、ゆっくりで」って優しく言う風早くんが最高に好きだったなあ。。(号泣)

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