エンタメあれこれ

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大八木監督の檄はチャーミングでジェンダーバイアスにかかってても批判できない。。

昨夜の「逃げ恥」ではヒラマサパパの”大黒柱”発言が物議を醸しだしていたというのに、リアル社会でジェンダーバイアスに100パー抵触しちゃってる駒大・大八木監督の檄が飛び交う箱根、っていう、、ね(苦笑)

 

な~んかいろいろと考えさせられてしまったわ。。。
いやね、ジェンダーバイアスなんてもんは、私だって絶滅したらいいと思ってるさ!
んで、それはフツーに正しいことだ。うん、とっても、”正しい”。

 

でも。でもね。
なんでだろ?もう大八木監督の「男だろー!」「男を見せろー」等の、ゴリゴリのジェンダーバイアス100パー発言には、”よっ!待ってましたー!大八木節!!”って心待ちにしちゃってる自分がいるんだよねぇ。。完全に矛盾してるし、倫理的にはアウトなんだけれども。(箱根ファンの方にはいくらか共感してくださるかたもいるんじゃないかな?)

 

これ↑に似た感情は、前回のM-1までの、不明瞭な理由で突如噛みついていた上沼恵美子さんや、同じく箱根で、過去に早稲田愛を爆発させるあまり、思わずえこひいき丸出しの解説をまき散らしていた瀬古さんにも言えることかもしれない。

 

上記のふたりは、たしかに”間違っていた”。そして上沼さんも瀬古さんも世間のバッシングを真摯に受けとめ、極めて優等生な”お利口さん発言”をするようになった。
でもね、矯正されてしまうと、それはそれで、なんか寂しいというかなんというか、、完全に物足りないんだよね~~。なんなんだろ?この複雑怪奇な心持ちは??

 

論理性のない感情的な評価や個人的感情を優先した解説は、正しくない。
だけどあまりにもお利口さんすぎると、もう、それはロボットでしかない、というか、人間らしさが欠如しすぎて、個性ゼロの、あまりにも味気ないものになってしまう。

 

年末のM-1には何の脈略もなく毒を吐きまくる上沼さんがいて、年始の箱根には早稲田の出来いかんで露骨に浮き沈みする瀬古さんがいて、んで、運営管理車からは大八木監督の「男だろー!」の檄が飛んで。

 

間違ってるし正しくはないんだけど、でも、もうそこはさ、なんていうか、芸人さんお約束の持ちネタ的な扱いで、目をつぶっちゃってもいいんじゃないかなあ?って思ったりもして。だってさ、大御所お三方ともまったく悪気ないじゃん?ただただ熱くなっちゃうだけで。人間臭くてなんか愛おしくなってこないか?

 

いや、無知や無意識の差別が一番タチが悪いのも事実なんだけど、なんかさ、ここまで伝統芸みたいになっちゃってたら、もうアントニオ猪木さんの闘魂ビンタみたいな扱いで、暴力は基本悪いことだけど、なぜか縁起もんになっちゃってる枠、ってことで大目に見てもいいんじゃね???

 

上沼さんにダル絡みされた芸人さんはM-1で優勝できる、とか。
瀬古さんが上機嫌だと、大会記録が更新される、とか。
大八木監督の檄が飛んだら、タイムが30秒縮まる、とか。
…なんかそんな感じで縁起もんにしちゃうってのはどう???(苦笑)

 

わかってる、わかってるよ!正しくないことは!!!


だけどあの黒光りしたギラギラしたビジュアルで、そのイメージ通りの、コテコテの昭和のオヤジの檄を繰り出してくる大八木監督に、逃げ恥のヒラマサさんのようなまっとうな正論でジェンダーバイアスについて諭すのも、野暮な気もしてさ。。…だって…あんな最高なキャラのひと、そうそういないよ!!

 

ああ~~~~~、うまく言語化できないし、矛盾してるのはわかってる、わかってるんだけど!!このモヤモヤした気持ち、どーしたらいい???

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