エンタメあれこれ

さまざまなエンタメについて語っています~♪ネタバレに注意してください!

一方的な男性(小木さん)敵視では、フェミニズムは社会に浸透しないと思う。

んん!?またまたななさん、炎上しちゃったの!?…と心配になり、さっそく動画を視聴。ついでにななさんのnoteも読み、なんとな~く事態をざっくりと把握。どうやら事件の舞台は、私が永久に招待されなさそう(苦笑)な、現在絶賛流行中のクラブハウスであるらしい。


【小木さんが心配】クラブハウスでの炎上の経緯と謝罪。

フェミニズム論争か。。。
この手のこと、実はもう20年以上前からけっこう起こってきた気がするんだよなあ、、オバサン視点から見ると。ななさんはまだお若いからリアルタイムでは知らないのかもしれないけれど。

 

遥か昔、私がまだ学生だった頃、当時フェミニズム論争がとーーーっても活発だった。上野千鶴子先生を筆頭に、メディアでは田嶋陽子先生がひっぱりだこ。

 

こうして強く逞しい女性研究者の方々が、果敢に声をあげてくださったおかげで、おそらく今はほんの少し、女性蔑視、女性差別などが緩和されてきている(と思いたい)。その功績はとっても大きいし、賞賛に値するものであることは間違いない。

 

でも。
残念ながら社会では、まだまだ女性蔑視発言を悪気なく発する政治家は多いし、あれほど議論されてきた選択制夫婦別姓でさえ、認められていない。20年以上も経つのに、だ。

 

んで、それはなぜか、と考えてみるに、個人的見解としては、たしかにななさんの言う通り”主張の仕方(言い方)がキツすぎた”っていうのも正直あると思う。そう、交渉事で感情的になると不利なのと同じ原理で、社会に対して男性に対して改善して欲しいことがあるのならば、”怒り心頭・ケンカ腰”で臨むのは完全アウトなのだ。

 

なので、「優しい口調で言ったって聞く耳持たない輩には、厳しく言ってやらなきゃ!」っていう発想は完全にまちがってる。そうじゃなくて、ななさんの言う通り、感情的な物言いでは問題を解決に導けない、のは正論であるし、それに加え、ことフェミニズム問題に関しては、男性側ばかり一方的に叩いても解決しない、とも声を大にして主張したい!!

 

果たして小木さんの言動は単に小木さんの個人的資質によるものなのか?

 

小木さんの発言内容の背景みたいなものの解像度をぐーんと上げてみると、それは養育環境からの影響やら、ホモソーシャルの闇、さらには芸人として”笑いをとる”ための闇、みたいなものが見えてくる。

 

具体的に言えば、私は小木さんのファンではないので、あくまで推測にすぎないけれど、小木さんの芸人としてのオリジナリティって、少し逸脱した変態性?みたいなものにあり、さらにはおぎやはぎのラジオのリスナーさんってきっと圧倒的に男性が多いだろうから、そうしたことが相乗効果になってああいう発言になったっていう、、。身内のことならネタにしていいっていう甘えもあったと思うしね。

 

だからといって、小木さんの発言が正しいわけでは決してなく、フェミニズムの論客さんたちの主張は間違ってはいない。でもね、小木さんに本気で改心して欲しいのであれば、その熱意と同じくらい丁寧に、小木さんなりの事情や、芸人としての厳しさ・生きづらさに寄り添う必要があるんだよ。それくらいしないと聞く耳持ってくれるわけないやんか。

 

これを社会規模で言えば、女性側が一方的に主張しているだけではダメで、男性側にも男性なりの深刻な生きづらさがあると認識したうえで、お互いにジェンダーバイアスを失くしていこうよって共闘しなくちゃ、こうした問題は根本的に解決なんてしないと思う。だから双方がケンカしてちゃ本末転倒なの。

 

フェミニズムの方々がどんなに正しい主張をしても、それが、徒党を組んでの一方的な糾弾であれば、相手は「フェミの人間、怖えー!!」としか受け取ってもらえないのが現実。だからさ、男性も女性もお互いに”今までこんなに苦しかったー!”って洗いざらい話し合って、労いあって、生きやすい社会をみんなで協力して創っていこうよ。

 

んで、そろそろ頼むから、選択制夫婦別姓を認めてくれ~~~~(切実)