さあ、今年も、12月の風物詩・M-1グランプリの日がやってきた~!!ひゃっほ~い!
…と、まず、個人的に胸熱だったのは、審査員紹介のシーン。去年のすったもんだをきっちり拾い、例年通り出演してくださってる上沼恵美子さんの懐の広さよ~!(涙)しかもしっかり笑いをとり、場を温めてくれる心遣い。
もし自分があれだけの大御所で、「更年期」だのなんだのと、ディスられてることを知ったら、フツーに激怒し、もう審査員なんか二度としてやるかー!って思うもん。だけどそれをしなかったのは、口が滑った、でも将来ある芸人さんたちのため、よね。
な~んてもう始まる前から泣きそうになっている矢先、トップバッターのニューヨークのネタが開始。ニューヨークと言えば、YouTubeでも活躍中のコンビ。漫才は初めて見たけれど、なんていうか、会場がほぐれた感があって、その功績はとてつもなく大きいんじゃないかと。
特に松本さんと屋敷さんの最後のくだりは、ネタじゃないけど、あれで場の緊張感がぐっと和らいだんじゃないかな。
そして、かまいたちの圧巻の高得点漫才。ニューヨークにいいトスを貰ったうえに、もともと腕のあるコンビが実力通りの漫才を披露した、といった感じ。いやあ、、かまいたちはいつ見てもおもしろいよね~。ハズレがないもん。
会場が大いに盛り上がる中、さらに敗者復活枠・和牛が発表され、またまた涙腺が緩む(涙)。和牛のストイックさにはほんとーーに頭が下がるよ。あれだけテレビに出てても、きっちり新しいネタを仕上げてくるんだから。
その後、初出場組の漫才が続くなか、、あの上沼さんがまさかの暴走!!和牛の場慣れした様相?に怒りが収まらない様子。うわ、、これはちょっとマズい…。遠目には見えなかったのかも?だけど、和牛のふたり、ずっと涙目だったよ~~!冒頭は上沼さんの振舞いに感動してたけど…さすがにこれはかわいそう。。
と、かなりヒヤっとする流れがあったのも束の間、それを跳ねのけても余りある、ミルクボーイのM-1史上最高得点の漫才が突如勃発。おもしろかったのはもちろんなんだけれど、一番漫才っぽい漫才(上手く言えない~)だったのが、より審査員にストレートに刺さったのかな?
鼓付きの雅なキャッチボールが楽しい、すゑひろがりず。
フレッシュで個性が光る、からし蓮根。
しっとりとした語り口と間が持ち味の、オズワルド。
滑舌の良さと安定感のある、見取り図。
スピード感とボケの手数が売りの、インディアンズ。
どのコンビも、スベり知らずのレベルの高い漫才を繰り広げていくなか、ファイナルステージの最後の座をかっさらったのは、10組目のぺこぱ。ビジュアル系のキャラを生かした変則型ツッコミが高評価。なんか応援したくなる人懐っこさもいい。
そしてついにファイナルステージ。
正直3組とも、一律1本目よりややトーンダウンした?印象で、突出した出来のコンビがいないという審査員泣かせの展開。となるとやっぱ、1本目の出来で評価するのが順当?というわけで、結果はミルクボーイの圧勝に。
個人的には、最長芸歴のかまいたちに勝たせてあげたくもあり、初出場組のミルクボーイやぺこぱに勝たせてあげたくもり、複雑な心境だったけれど、いざ終わってみると納得の締めくくり。もうね、史上最高得点を叩き出した時点で、勝負はついていたのかもしれない。
…というわけで、今年の優勝者はミルクボーイに決定!霜降り明星に続く、怒涛の大活躍を期待してます!!
↑待望のDVDは2020年6月3日に発売予定!!!