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コンテンツ全部見東大生による、「人間失格」レビュー

”コンテンツ全部見東大生”って、す、すごいネーミング!さすがに全部見るのは物理的に厳しいだろうけれど(苦笑)、いやいや、この大島さんのレビュー、たくさんの作品を見てきたであろう、蓄積が随所に垣間見え、かつ、とても実直で信頼のおける批評だった!


【人間失格】蜷川実花映画が苦手な人ほど観るべき理由/『人間失格 太宰治と3人の女たち』レビュー

今までは、映画のレビューに関しては、ライムスター・宇多丸さんのものを、興味深く聞かせていただいていたのだけど、ラジオ番組の改編以降、なかなか聞くことができずにいた昨今。(土曜深夜のシネマハスラーが恋しい)

 

いやあ!YouTube界にもこういう方がちゃんと存在してくれたんだなあ!もっと早く気づいていたら良かった!なんというか、宇多丸さんに匹敵するくらいの、映画レビューの逸材に出会えてうれしい限り。しかも、まだかなりお若い。

 

本業はお笑い芸人さん、とのことなのだけど、宇多丸さんもミュージシャンでありながら多彩な活動をされているわけだし、大島さんにもぜひ、このYouTubeでのエンタメレビュー番組も並行して続けていって欲しいなあ、と願うばかり。

 

オリラジあっちゃんのYouTube大学を彷彿とさせるような(笑)、ホワイトボードを使用したレビューというのは、斬新かつシンプルでいい。まさにレビュアー・大島さんの熱量勝負、内容勝負といった様相。その手作り感も◎

 

映画「人間失格」は未視聴だし、蜷川実花監督作品も「さくらん」しか見ていないけれど、大島さんの解説はとっても明確でおもしろかった。有名映画評論家ではないからこそ、逆に、スポンサーやら事務所などへの忖度なく、ここまでフェアな目線で批評できるんだろうなあ。

 

かくいう私も、どちらかといえば”蜷川実花感”が、そんなに得意なほうじゃない。だからこそ「ヘルタースケルター」「ダイナー」も身構えてしまって、見れていないのだけど、大島さんのレビューを聞くにつけ、この「人間失格」は見てもいいかな、と思えてきた。

 

蜷川実花感”と”太宰治感”のせめぎ合い。原作やモデルが実在する作品の実写化に際して起こり得る葛藤を、あるワンシーンで美しく昇華させた蜷川実花監督。その手腕をぜひ自分の目でも確かめてみたい。

 

蜷川実花の圧倒的な色彩美は健在のようだし、内容もかなり重そうなので、相当なカロリーを消費しそうではあるけれど(苦笑)、メンタル・フィジカルともに元気いっぱいのときに、「人間失格」にチャレンジしてみようっと!

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