エンタメあれこれ

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寝ても覚めても ラブストーリーというよりもイヤミスかホラー

ゴシップに乗っかるのは本意じゃない。ないんだけど!…あまりにも内容が被ってしまってるだけに、どーーーしても去年見たこの作品が頭から離れなくなってしまった。


映画『寝ても覚めても』90秒予告

寝ても覚めても」。一応ラブストーリーとしてカテゴライズされている作品なのだけど、イヤミス(後味の悪いミステリー)もしくは、ちょっとしたホラー、といった方がより近いんじゃないか、と思うほどの、なんともいえない”怖い”お話。

 

この映画を観終わってまず思ったのが、「ああ、自分は麦のような男性に出会わなくて、ほんとーーーーーに良かった~~!!」という心からの安堵。

 

ロン毛が不自然でちょっと造形はおかしいけれど(ごめん)、摩訶不思議な魅力に溢れた、浮遊感満載の男・麦にアプローチされたりなんかしたら!そして突然失踪されたりなんかしたら!自分だってどうなるかわかんないよな…と感じたからだ。

 

ヒロイン・朝子が胸糞悪い、という批判レビューも多く、たしかに最低なことを終盤にやらかすのだけれど、でもね、あんな別れ方では、執着してしまうのも仕方がないのかも?と、ちょっと同情してしまったり。。なにぶん、自分は”出会っていない”ので、わかりようもなく、いや、こんなこと、わからないほうが幸せだよな!…と最終的には着地(苦笑)

 

ーしかし、事実は小説より奇なり。

麦は未成年でもなければ、妻帯者でもなく、単なるフラフラした独身男性だし、朝子と亮平も、まだ正式には結婚しておらず、子どももいない。そう考えると、この、かなりのホラーに思えた「寝ても覚めても」の世界のほうが、現実よりも幾分マイルドに見えてしまう悲しさ・衝撃といったら…。もう、言葉もない。

 

やっぱりね、子どもを巻き込んじゃ完全アウトだよ。どんなに理性がぶっ飛んでしまうような相手に出会ってしまったとしても、それでも、少なくとも”大人”である東出さんには、きちっと踏みとどまって欲しかった。

 

唐田さんは若さゆえに、まさに”朝子状態”になってしまったのかもしれない。だけどね、東出さんは熱にのまれないで、妻のこと、子どものこと、自分のキャリアのこと、そして彼女(唐田さん)の今後のキャリアのこと、共演したこの作品のこと…冷静に考えてみて欲しかったよ…

 

こんなリスクとダメージしかない道を、どうして無邪気に選んでしまったかなあ!?(愕然)もしね、杏ちゃんには心底悪いけれど、仮に、本気で唐田さんを愛してしまったのだとしても、尚更、即刻別れるべきだったでしょ。彼女の未来を潰しかねないのだから(で、現にバッシングの嵐…)

 

うう、、救いがないわ、、。リアルの方がキツすぎる。
映画では、亮平が奇跡的に朝子を再度受け入れる、という収束をみせたけれど、現実はどうだろう?個人的には離婚のような気がしてならないのだけれど、それでも、今の状況では、東出さんに3人分の養育費を払っていける財力はないだろうし…

 

ー人間、いついかなるときも、理性だけは手放しちゃだめだよね(自戒を込めて)

↑作品には罪はないんだけど。。。(涙)

tofubeatsさんの手がけた主題歌「RIVER」は名曲なので必聴!!

↑巣ごもりのお伴におすすめ!